トムボーイの作品情報・感想・評価

トムボーイ2011年製作の映画)

TOMBOY

製作国:

上映時間:82分

4.1

「トムボーイ」に投稿された感想・評価

natsumi

natsumiの感想・評価

4.2
凄く良い。男の子になりたい女の子のお話。主人公の演技がリアルでトムボーイの設定に対して説得力があり、周りの子供たちも上手で全体の空気が自然体で良い。いつ女の子かバレても良さそうなため、様々なシーンでハラハラさせられた。繊細な心情描写にたまに泣きそうになる。こういう子達が辛い思いをしなくても自分らしく生きられる良い時代にいつかなってほしい。主人公は世間的には“嘘をついていた”のかもしれないけど、嘘ではないんだよなぁ。

最近見た水の中のつぼみと同じ監督、セリーヌシアマ作品だと今気づいた。
Norika

Norikaの感想・評価

4.2
ラストが最高。映画の中の時間の流れ方と空気感、家族の生活と友達との過ごし方、全てが好き。
白か黒かはっきりつかない気持ちにそっと寄り添ってくれるような映画
とても好きでした
Asianlily

Asianlilyの感想・評価

4.4
記録。フランス映画史上1番好きなやつ。ただのLGBTものってわけではなく。ピンク色とか嫌だったり、ボーイッシュに憧れるみたいな、自己がゆらゆらしてる時期って誰しもありそう。自分を重ねて見てしまう、すごく上手い映画。主役の子の演技、圧巻。
mizuki

mizukiの感想・評価

3.8
男の子になりたい女の子。
子供の反応は大人のそれよりももっと残酷。
主役の子がとにかく中性的でうまい。
ロールは男の子として振る舞うときミカエルと名乗っていた。それでもラストショットは I'm laureとガールフレンドに言って微笑むショットにしてかなり曖昧にして終わらせてるところが興味深い。
Anikapppa

Anikapppaの感想・評価

5.0
可愛い。未だにシーンの詳細を思い出せるくらいには心に残ってる。
くま

くまの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

母親、バレるのは時間の問題だからLaureが女の子だって周囲にバラす気持ちもわかるけど、そのあと起こる子供同士のイジメ、いざこざは予想できなかったのか?アフターケア無しの上に頭が緩くてみてて腹立った
切なさのうえにかわいさが乗っかってもっと切なくなる。だけど見た後は心がスッキリ穏やかな気持ちになる。
はぎの

はぎのの感想・評価

3.8
「男の子になりたい女の子」

男の子の格好をしたボーイッシュな10歳の少女、ロール。家族&もうすぐ産まれる赤ちゃんと引越した先で自ら「ミカエル」と名乗り新しい友達の前でも男の子を演じ遊ぶ日々。しかし友達のリザがミカエルに恋をしてしまい...。
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上半身裸のサッカー、水泳では性器に見立てた粘土を水着に仕込んでみたり、男の子になりきるロール。いつかは周りにバレるわけだけど、ここでバレるだろうという場面をあえて外してきて、ハラハラじれったい感じの演出がすごく良かった。

話の軸に妹が度々絡んでくるけど、このひたすら健気な妹が天使すぎる。

たぶんロールはごく自然な、それこそ環境がそうさせたような感情で男の子になりたかったわけで、「ぼくのバラ色の人生」のようなジェンダーとはまた違う感じ。どちらでもないところを綱渡りしている危うい思春期というのが甘酸っぱく描かれている。

子供の頃って、(特に幼稚園〜小学生の間は)男女隔りなく遊んだりする時期だから潜在的に男の子か、女の子か、を判別していても気にしないものだけど「どちらでもない」ことを突きつけられた時に、子供でさえも初めて戸惑う。リアルで歯がゆい葛藤。

本人にとって「どちらでもない」ことが周りにとってはどちらかと決め打ってしまいたい、子供でさえもそう思うのは人間の性なんだろうかと考えたりもした。

最後まで主人公の問題は解決しているとは言えないけど私にはなんとなく、ハッピーとまでいかなくても良いエンドだった。
ロールとリザは女の子同士だから、この後もうまくやっていけるのでは、と希望を持ってしまう。でも、男の子同士だったら...どうだろう。難しいのかもしれない。

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主人公ロール演ずるゾエ・エランの男の子っぽい女の子という役柄への圧倒的な説得力が見所。事前情報入れていないと普通に気付かない。私も、あれ?女の子になりたい男の子のほうだったっけ?と勘違いしてしまったほど。

2011年のフランス映画祭でのみ上映された本作、その後も日本版DVDも出ておらず、配信もされていない...。と言うわけでどうしても観たかったのでお取り寄せしました。ソフト化されていないのもったいないなぁ。
「水の中のつぼみ」のセリーヌ・シアマの作品。劇場未公開だったけど、アンスティチュ・フランセで観れた。前作より進化していて、今後も楽しみ。この子でこの瞬間でしか成立しなかったであろう、奇跡の珠玉作。観客は女の子とだと分かってて、作中の家族以外は分かってないという構造はハラハラさせてよかったが、タイトルを変えて、見る前に設定を分からせない仕掛けだったら、もっと衝撃的だったかも。いろんな人に見てもらいたい名作。
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