Joker

セブン・イヤーズ・イン・チベットのJokerのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

冒頭からチベットにたどり着いてダライ・ラマと交流を始めるあたりまでの物語はとても良かった。
ハインリッヒの一匹狼の性格が濃く描写されていて、それが投獄、妻との離婚、脱獄後のピーターとの協力を通じて変わっていく過程が良かった。
登山や脱獄のシーンは緊張感があったし、投獄後ただひたすら年月が経っていく様子、寂しくなり妻に手紙を書くも、自分の振る舞いが返ってきて離婚を告げられるなど観てて胸が痛んだ。

ピーターとハインリッヒの最初は仲が悪いけど、本当は気が合う仲で次第にお互いを信頼し親友になっていく関係も観てて和んだ気分になった。

前半は美しい映像ともに登場人物の感情は人となりが良く伝わってきてとても良かっただけにダライ・ラマとの交流が始まってからの失速感が残念だった。

個人的にダライ・ラマとの交流のシーンが前半が激動だっただけに、退屈でメッセージ性もあまり感じられず物足りなさを感じた。
しかし、実話に基づいている映画みたいなので、そこは仕方がないと思う。

何よりこの映画の最大の魅力はブラッドピットだと思う。ブラピが終始あまりにもカッコ良すぎた。キレイめ服、庶民的な服何着てもカッコ良かった。脱獄して浮浪者みたいになっているのにそれでもカッコ良いから意味が分からなかった。

後半の失速はあるものの全体的には楽しめる作品だと思う。
このブラピのためだけにこの映画を観ても間違いなくいいと思う。
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