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パラダイムのmgcのネタバレレビュー・内容・結末

パラダイム(1987年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

量子理学×オカルト!

ジョンカーペンターのやりたい事やるぜシリーズ。
浮浪者や、気が狂ってしまった学生たちがスッゲー不気味で怖い!
「私は生きてる!私は生きてる!私は生きてる!私は生きてる!」
音楽鳴りっぱなしの1時間半。

原題:闇のプリンス(液体の正体はサタンの息子。)

LAにある小さな教会から、謎の緑色の液体が保管されているのが見つかる。
教会の近くには浮浪者(液体のパワーに支配された死体)や、昆虫の大量発生が起こっていた。何や由々しきことが起こると察した司祭は、物理学の教授とその学生たちを招き、解明を急ぐ。
しかしその場にいた学生たちは次々と支配されていき...

そばにあった書物を学生たちが解読し、物理学視点から液体の正体と現象を解明させていく。
『質のあらゆる素粒子にはその鏡像のような反物質が存在するのだからアンチゴッド=完全悪・神の鏡像(サタン)が存在する。』
それが文字通り「鏡」を通じて現れようとしている。

そして、未来から「タキオン」を受信し、全員が未来人からの警告のヴィジョンを夢で見る。

しかしゆっくりと戦っている暇もなく、次々に学生たちは液体に支配される。
一人の女学生の元に液体が寄生し妊娠!(B級イズム)サタンの子へと完全に転生してしまう。鏡に向かって手を伸ばし、サタンを現世に連れてこようとするもヒロインが命を賭してサタンの子もろとも鏡へダイブ!司祭はその鏡を叩き割り、事なきを得た。

俺が勝ったんだ!とイキる司祭。
しかし再び未来からの警告を受信する...そこに映るのは、どうやらサタンに支配されたヒロインの姿......世界の崩壊は免れない......
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