ハンスウ

皇家戦士のハンスウのレビュー・感想・評価

皇家戦士(1986年製作の映画)
3.8
ムービープラスっていうケーブルチャンネルでたまたま録画出来たんですが、ジャッキーの「ポリスストーリー3」以前のミシェル・ヨーを初めて観ました。しかも真田広之さんと共演というチョーレア物。お二人とも20代なかば、体が1番キレッキレに動く年頃だったんじゃないでしょうか。

オープニングは、なんと、原宿の歩行者天国でミシェルがあいさつ替わりのアクションであばれます。タケノコ族はいなかったけど、かろうじてローラー族はまだ踊ってた時代のようです。次、ミシェルは香港に帰ろうと飛行機に乗ったら真田さんと出会います。そこへ悪いヤツが銃をぶっ放したり手榴弾のピンを抜いたりと……なんでも持ち込めるところを見ると、この頃の日本の空港はゆるゆるだったんでしょうか??

中盤あたりまでミシェルも真田さんもだいたい同等に大あばれ。それぞれ見せ場があります。格闘アクションから、飛んだり、飛ばされたり、落ちたり、物をぶつけられたり、飛び移ったり、と、なんでもやってます。たぶんこの2人は言われたことはなんでもやってしまうんでしょう。ためらったり断ったりということを知らないんじゃないでしょうか。若いのに本物です。

でもやっぱり主役はミシェルだから最後はミシェルが悪党を倒して締めくくります。え、ストーリー? ストーリーはですね、だいたいやられたりやり返したりを繰り返すだけなんですよぉ😃 この頃の香港映画は雑でテキトー。ストーリーを考えて脚本を作るよりもアクションを考えてそれにつぎはぎでもするようにエピソードやセリフを付け足してたような感じじゃないかな! 機会があったらぜひご覧ください。
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