母親を亡くし孤児になってしまった9歳のアディ。
ひょんなことからアディを親せきの家まで送り届けることになったペテン師モーゼ。
2人で聖書を売りつける詐欺を働きながら旅をする。
客観的にみると少し悲しいストーリーですが、そんな感じは全くなくほんわかのんびりしたムードが全編に漂っていました。
禁酒法の時代、密売人に詐欺を働き、それがばれてコテンパンにやっつけられる、と言ったって骨一本折られるわけでもない。
派手なアクションも恐ろしいシーンもなく、おませなアディはひたすら可愛く、詐欺師のモーゼは品よくハンサム(な所がどうなの?とも思いましたが)
ラスト10分くらいが本当に良くて、心がポワ~ンとあったかくなりました。
2人でくねくねとした道を車で走っていくラストシーンが心にずっと残りそうです。
さすが親子だからなのか、二人の掛け合いが息ぴったりな所もgoodでした。
(聖書を売りつける詐欺なんてどうなの?おまけにアディは9歳なのにタバコを吸うなんて!みたいなPTA的な感想はご法度。
映画に道徳的思考は不要です。)