haluca

イキガミのhalucaのネタバレレビュー・内容・結末

イキガミ(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人生の大切さを改めて感じた映画。
国家繁栄維持法が本当にあったら。。って考えると本当に怖くなった。
ただ、映画の中ではこの法律のおかげで犯罪率が下がったって言ってるけど、6歳のときに打たれた注射でもう既に死ぬ人は決まってるんだし、24歳を過ぎたらもう関係ないんだから、それが犯罪の抑止につながるのかがずっと気になって仕方がなかった。
藤本がイキガミを届ける人々にスポットがあてられてストーリーが進み、大きくわけて3部構成のようになっている。
一番印象に残っているのは、失明した妹を守る飯塚さとしの話。定職にもつかず、お金の取り立ててをしてお金を稼ぎながら必死に妹を守ろうとする不器用な男。妹のために必死に嘘をついたり、頭を下げて病院関係者にお願いをしたりとか、その姿に涙が出た。そして飯塚さとしを演じた山田孝之が本当にすごかった。誰よりも印象に残ってる。これを観る前にたまたま別の映画の宣伝で山田孝之がテレビに出てて、そのときに話してた演技への想いを聞いて感心したあとだったからかもしれないけど。。いや、でも本当に素晴らしかった。話し方や表情、目の動きのひとつひとつに重みがあった。

終わりがいかにも続編がありそうに感じだったけど、あるのかな~?
haluca

haluca