どこまでも続く道が家の前を走り、たくさんの人たちが通り過ぎていく。遠い彼方に沈む夕日が遮ることなく見渡せる。でも、自分はどこにも行けない。
そんな鬱屈した思いを抱えながら訳ありの家族と小さな田舎町に暮らすギルバートをジョニーデップが静かに演じていました。
彼の抑えた演技も見応えあるのですが、何と言っても弟役のディカプリオがすごいです!
この映画に特別な空気を吹き込んで名作にしているのは間違いなくディカプリオの演技。指先から小さな表情、声の出し方に至るまでアーニーが生み出されています。
ジュリエット・ルイスも最近の役者さんでは見ない感じの個性的で味のある演技。
If I want to go, I can go anywhere
何度でも見たくなる名作でした。