まみ

NEMO ニモのまみのレビュー・感想・評価

NEMO ニモ(1989年製作の映画)
4.7
この作品に関しては作品自体より完成までに至る過程の方が興味深い。

先にパイロット版(近藤喜文さん・友永和秀さん版)を観ていたので、比較すると圧倒的な作画に加えて演出のワクワク感という点でパイロット版に劣っていたと言えなくもないが、もっと酷いものかと思っていたから意外と作画が良くてビックリ。むしろ作画は良すぎてずっとニヤニヤしてた。ディズニーが提唱する「アニメーションの12の原則」を感じられる動きが多く、日本の作品っぽくない。そのせいか作画の面ではディズニーに劣ってはいないが全体的に斬新さが欠けていて、ディズニーの二番煎じにみえたのかな。少しストーリーの間延びした感じは何が原因なんだろうか…序盤の場面転換でブラックアウト・インが多いせいかな…?制作過程のグダグダからきたものかな…?自分はなかなか日本のアニメでは見ることのない作画だったので満足(パイロット版の方が大満足だけど!)フルアニメだと思うけど特にダンスパートとか1コマ打ちよりもさらにヌメヌメに見えて敬意を込めた「キモっ…!」が出てしまった。枚数使うのに躊躇なさすぎて、お金………!ってなった。
制作陣がとにかく豪華。
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