しず

蛇の道のしずのレビュー・感想・評価

蛇の道(1998年製作の映画)
3.4
気づいたらU-NEXTで配信されてたので見てみた。

んー、黒沢清作品はレビュー感想が難しい…

98年の映画だから今みると結構画質が粗くて昔っぽい雰囲気の画になってるけど、それが逆に活きてる。昔の黒沢作品はだいたいそうだけど、今作は『CURE』同様サスペンスものだからより活きてる。あと今作は水溜まりが多かったからなのか、なぜか映像から湿っぽさ?みたいなのを感じた。

香川照之の独特の狂人ぶりがめちゃくちゃ怖かった。急に声荒らげるところとか投げつけるところとか。
哀川翔も怖かったな。特に朝ごはんを渡すシーン… ひっくり返すのマジで怖かった。
この2人怒りの性質が全く違って、香川照之の方は感情を表に出して、動きが大きくなる感じ。色で例えると赤。哀川翔の方は感情を表に出さない、冷静さを兼ね備えた感じ。色で例えると青。
2人の対比を考えながら見ると面白いかも。

ラストら辺結局どういう話だったのかちょっと理解できなかった。
しず

しず