蛇の道の作品情報・感想・評価

蛇の道1998年製作の映画)

製作国:

上映時間:85分

ジャンル:

4.0

「蛇の道」に投稿された感想・評価

憚り

憚りの感想・評価

4.0
たしかにひと昔、もしかしたらふた昔前のお話かもしれないが……ただ演出は鮮烈極まりない。反復、反復、ひたすら反復。そして技巧的すぎる動線とカメラワーク(あの単純なはずの廃屋の間取りが頭に入らない)。映画が進むほど、復讐劇から目的が剥がれ落ち、殺人という行為だけが浮かび上がる。奇怪な文字列がどんどん気持ち悪くなるのが良い。
おもて

おもての感想・評価

4.5
香川照之怖すぎ!って最初から最後まで思ったけど哀川翔もずっと不気味で怖かったな
捕まえてきた奴が大のほうなんだよー!って言ってきた時に違う部屋でクスクス笑うとことか、娘が映ったビデオ流れてるテレビにスリスリするとことか、香川照之マジでキモ怖すぎて最高や
芝生颯爽と走って逃げるシーン好き
あの謎の数式なに
黒沢清作品で1番好きかも
junpa1

junpa1の感想・評価

5.0
見たあと映画秘宝の監督インタビュー読んで笑った。脚本すごいなぁと思いながら見てたのですが、脚本にないけど悪ノリで足したというシーンがとても不気味で効果的。
Vシネマのフォーマットで作られた全く別の映画。
元々は三部作の予定が制作会社の変更等で二作品のみとなり、奇しくも『CURE』と三部作の様な感じになってる(と思う)
そして同年公開の『リング』とも高橋洋・脚本で或る意味腹違いの双子のような映画。

恐らくはヤクザのシノギの裏ビデオ制作、其れも少女スナッフビデオという最悪な代物の犠牲になった娘の復讐を開始する男・宮下(香川照之)と何故かそれに協力する塾講師・新島(哀川翔)

塾のシーン。
ひたすら黒板に全く意味不明の複雑な数式を書く新島。
その解を生徒の少年が書くも「これじゃ時間が逆転して世界が滅茶苦茶になる」
すると今度は生徒の少女が出て来て数式を解く。
時間が逆転して滅茶苦茶になった世界を少女が修正した?
或いは滅茶苦茶になった世界を更に滅茶苦茶にしたのか?

ヤクザを拉致して拷問。
拉致した大槻というヤクザは組長・檜山がやったと言い、拉致した檜山は殺せと命じたのは宮下だけで娘はこいつが勝手にやったと互いに罪を擦り付け合う。
この辺りから全体の様子がおかしくなっていく。
新島は、実は宮下は狂っていると言い出し「生け贄」として宮下を納得させるニセの真犯人を差し出せと二人に言う。

ニセの真犯人・有馬の手引きで誘き出された檜山の組の面々との廃墟での対決。
明かされる事実と殆ど一方的な宮下によるヤクザ成敗。
カメラと人物が2Dゲームの横スクロールの動きをしていて、更に其れが横スクロールと縦スクロールが交錯し、プレイヤーである宮下が画面の外にいる時、画面の中の人物は宮下を認識出来ない。
だから突然宮下が現れて一方的にやられる。

檜山の用心棒?女殺し屋「コメットさん」が強烈。
啞で足が不自由なのに作中最強の存在。
新島も「コメットさんがヤバい」ってコメットさんを非常に畏れてる。
カクカクした動きと仕込みサーベルの居合切りの一撃で相手を倒す「コメットさん」はテレビから出て来る貞子や黒沢清作品の「ガラスに写真を貼っただけの幽霊」みたいな次元を超えてやって来る、この世の物でない存在。

この作品も長らく鑑賞環境が限られていて、DVD、BluRayの新装版が発売されるも既に品薄状態みたい。
新パッケージは新島と宮下が檜山の入った袋を引き摺って芝生を滑っていくいく場面が使われてるけど、『蜘蛛の瞳』の新島とダンカンが海辺でプロレスごっこしてるみたいな写真と並び何処か楽しそうな、北野武監督『ソナチネ』の死を前にした男達が無邪気に遊ぶシーンを想起させる。

『蛇の道』の柳ユーレイ『蜘蛛の瞳』ではダンカンと、たけし軍団の俳優を起用してるのは北野武映画への目配せというかオマージュ的な意味か?

胸糞悪いラストで後味は極めて悪い、との意見も多いが個人的には全ての復讐が完璧に成し遂げられて胸のすくような結末だと思う。
藤見緑

藤見緑の感想・評価

4.5
膨大な空間に描かれるわけのわからない等式で結ばれた導線、いつ終わるともしれない復讐劇
aaabb

aaabbの感想・評価

-
なにがいいのかいまいちわからず。不穏描写もアイデア不足にみえた。
HappyMeal

HappyMealの感想・評価

4.1
もともと死人のような二人なので、いくら人を殺しても感情の変化が全く見えない

コメットさんが杖を使う時の音が良い
果糖

果糖の感想・評価

4.5
でけー空間ですげー動き回る。

画面外から真横に走り込み銃撃する香川照之で『ゲームの規則』思い出した。

ノワールを起動させるトラウマをプレーンかつ執拗に反復、楽しすぎる。

天才少女が出てくる場面全部いい。
アノ

アノの感想・評価

4.2
ほぼ倉庫で男が歩き回ってだべるだけの映画だが動線の引き方が異常に入り組んでいるのでめちゃくちゃに面白い。
香川照之が逃げ込んだ先で光る無数のモニター、怖すぎ。
同情など一切なく目的のために軽快に引き金を引きていく銃撃シーンがかっこいい。たくさんのブラウン管で同じ映像が流れるところも好きだった。温かみが少しもない映画。
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