てふてふ

ドライビング Miss デイジーのてふてふのネタバレレビュー・内容・結末

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

1940年代のアメリカ。老婦人・デイジーが車の運転を誤ったことを心配して、息子が黒人の運転手・ホークを雇う。最初は反発していたデイジーとホークの友情を描く感動作。

ユダヤ人。
ユダヤ人の老婦人。

人種差別。
古いアメリカ南部を舞台にしている、人種差別・階層差別をテーマの一つにしているが、押し付けがましくないので身近に感じる。
デイジーはプライドが高く意固地で差別意識がつよい。
ユダヤ人差別と黒人差別、おなじく差別されている両者のあいだの差別、ユダヤ人の世代間の断絶。ユダヤ教会に行かない、クリスマスを祝わないなど、他の地区のユダヤ人同業者同士の競い合うなど問題が色々散りばめられてる。時代がキング牧師の時代らしい。

受賞。
第62回アカデミー賞4部門受賞作。
主演のジェシカ・タンディはこの作品で80歳。アカデミー主演女優賞を受賞してる。最高齢だったらしい。

いまでいろいろな作品で見るモーガン・フリーマンの出世作。

未亡人。

交流。
当時の南部の人種差別を混ぜながら描く。
学はないが(当時黒人は学校に行く権利がなかった)懐が深い老運転手ホークと頑固な未亡人デイジーの友情の映画。
徐々に心がほぐれていくデイジーがいい。25年にわたる交流。

素敵。
ヒューマンドラマ。傑作といわれるのも納得。
最後は老いを受け入れてるのが素敵だと感じた。

教師。
デイジーはもと教職についてた。

音楽。
劇中流れる〝月に寄せる歌〟(オペラ「ルサールカ」)が良い。
てふてふ

てふてふ