しろくろテレビ

雁のしろくろテレビのレビュー・感想・評価

(1953年製作の映画)
4.3
デコちゃんの名演技にくぎ付け。
飯田蝶子、東野英治郎の気持ちの悪いほどのワルぶりも必見だが、デコちゃんの職人芸はお見事!
監督の絶大な信頼があるのかもしれない。学生の目にうつるまばゆい美しさのデコちゃんシーン。こっちまでうっとり。
騙されて高利貸しの妾になるお玉、そこへ現れるインテリ大学生。なんとも儚い恋。
高利貸しの妻、浦辺粂子とデコちゃんのシーンも緊迫感ありました。
脚本、映像、演出素晴らしい一本でした!