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イレイザーヘッドのまのレビュー・感想・評価

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)
3.0
初のデイビッド・リンチ作品。圧巻の一言。
荒れ果てた工業地帯で暮らすヘンリー(ジャック・ナンス)は恋人から妊娠・出産したことを告げられる。しかしその子供はE.Tみたいな未熟児で、恋人は子育てに疲れ家を出てしまう。奇妙な赤ん坊の子育てに疲弊するヘンリーは家のラジエーターから両頬の腫れた奇妙な女性(シャーロット・スチュアート)の幻影を見るようになり…
恋人の両親の家で出たチキンが叫びながら動いた時点で笑ってしまいました。意味不明な脚本と不気味な効果音、モノクロの映像と謎のカット割はまさに悪夢を見ているかのよう。リンチ初の長編にしてオカルト映画の金字塔(らしい)
恋人の妊娠、出産はリンチ自身の実体験がモチーフになっているらしく、本作はリンチにとって、実体験の解釈を表現しているということなのでしょうか。
間違いなく記憶には残る映画でした。堂々の評価3を付けさせて頂きます。
ま