1941年、イギリス支配下の香港。
フェイ(チョウユンファ)は客船にもぐりこんで密航しようとしたがバレて失敗。
その後、町でナン(イップトン)という女と邂逅遭遇して、あとをつける。
ナンはカンと幼なじみで恋人同士だった。
米屋の仕事で一緒になるフェイとカン。
しかしナンの父のハーが米を買い占め、作業員が皆クビになり、作業員たちは暴動を起こす。
カンは追われたが、仲間のシュイによって助けられる。
そこにフェイがやってきて、米と引き換えに仲間にいれろと言う。フェイとカンは仲間になる。
カンのもとにやってきたナン。フェイは彼らを誘って明日、香港を船で脱出しようとする。
しかし、その日、日本軍の空襲があり、脱出はうまくいかなかった。
その後、捕まったカン。しかし、その夜、暴動が起き、ナンの家は襲われ、
ナンはウェンにレイプされる。
助けに行くフェイ。カギを外されていたカンはウェンを殺す。
香港は日本軍に占領された。
フェイは日本軍に従うようナンとカンをうながす。
フェイは通行証をもらうために日本軍の手先となっていたのだ。
夜市のあと、カンの子分が強制労働から逃れてリュウに捕まっていて、カンも捕まってしまう。
ナンに言われてカンを助けに行くフェイ。どさくさに紛れてリュウを殺害して、そこから一緒に逃げ出す。
カンの手当てをするフェイとナン。
後日、日本軍将校がナンに用があって訪れるが、フェイたちは猪突猛進(ちょとつもうしん)して将校を殺してしまう。
いられなくなった彼らは仲間の助けを得て再度、香港を船で脱出することを当機立断する。
夜明け前に船に乗ったフェイとナンとカンだったが、行く手には日本軍の船が待ち受けていた……
1980年代の香港映画でイップトンがヒロインということで買いました。
80年代の香港映画にありがちなコメディタッチの映画ではなく、比較的まじめな映画。
まあ、イップトンなんかの肌も土気色(つちけいろ)で照明なんかも特に当たっておらず、古い時代らしさはあるね。
さほど、おもしろくも見所もない映画だが、イップトンが好きなので良しとするかな。
旧DVD版なので画面サイズは4:3の中のワイドサイズ。