うにか

プリンセスと魔法のキスのうにかのネタバレレビュー・内容・結末

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

音楽も素晴らしいしアニメーションも素晴らしいので多くの方に見て欲しい作品。
何回みても泣いてしまう…。

レイモンドが本当に良い奴だし最高の存在なので推していますが、それとは別に私が感動したのは、シャーロットの存在!

お金持ちのワガママお嬢様で、ティアナとは幼なじみ的なポディション。(正確には仕立て屋の娘なので、立場的には下とされてもおかしくない)
更に金髪碧眼の白人で、主人公の対比として意地悪で嫌なキャラクターとして描かれがちなデザインと設定なのに、プリキスではめっちゃいい子として描かれてるの!!!

こういうイメージの変え方っていいなぁと思います。
最近いい人っぽく登場したのが実はヴィランでした~っていうパターンが増えてるので、こういうプラス方向にイメージ改変されるのって素晴らしいなぁと。

親友だからこそ、ただお金を渡して夢を叶えてあげるのではなくて、お仕事を依頼してその報酬をしっかり出してあげたりする所とか、心からティアナの幸せを願っている所とか、抜けているところもあるけど、とてもいい子なんですよ…。

もしかしたら、この作品もいずれ南部の唄のように、「異なる人種で(間接的とはいえ)主従関係のある人同士が仲良くしている訳が無い。歴史を無視している作品だ。」と言われることがあるかもしれない。
歴史は歴史として受けいれなければいけないし、反省しないといけないと思うが、アニメーションの世界でぐらい優しい世界が存在していてもいいのでは?と私は思っています。
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