ぽん

最後の猿の惑星のぽんのレビュー・感想・評価

最後の猿の惑星(1973年製作の映画)
4.0
猿の惑星、第5作目にして完結編。

前作で「(人間とは違って、)猿は猿を殺さない」と名演説をしたシーザー。
時がたち、まさにその演説の裏返しの通り、人間は互いに殺しあい、大きく数を減らした。
猿の王シーザーが創る世界はどうなるのか?

本作は最終作という割に以外とチープな作りなので、評価が高くないようですが、私はそんなのどうでもいいと思うくらい好きなストーリーでした。

人間と猿の違いは?
コーネリアス(父)とジーラ(母)がいた、あの未来から抗うことができるのか?
このテーマに沿って、しっかり作られており、楽しくみれました。
また、コーネリアス(息子)のシーンは涙なしでは観れませんね。。

そして猿の惑星シリーズを通してずっと考えていた疑問
「人間と猿、対等な立場で共生することはできないのか?」
これに一つの答えが提示されたのも、気持ちよかった。

SFらしいラストです。
結局1に戻り歴史は繰返すのか?
本作で気付いた教訓から未来を変えるのか?

自宅観賞2020#093
ぽん

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