ちぬちぃぬ

旗本退屈男 謎の大文字のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

旗本退屈男 謎の大文字(1959年製作の映画)
3.3
『旗本退屈男』というと西川のりお氏の「天下御免の向こう傷!」っていう持ちギャグぐらいしか知らなかったというか、一応額の三日月傷など見た目も知っていたけどほぼ知識なかったので
やっと本物を見れて嬉しいです😊

もしジャンルをあえて分けるなら、時代ヒーローものでしょうか
このシリーズは沢山作られているし当時人気があった娯楽といえるのでしょう

内容も明快、楽しみ要素もいろいろ
歌舞伎の演目よりは軽くて気軽に入っていけるような。。。

定番の設定がある
早乙女主水之介の三日月傷がセンサーのように反応したり
観ている皆んなが「待ってました!」と言いたくなるような展開がある
昔の娯楽にありがちなパターンかもしれません

ここ数年の時代劇はあんまり観たいと思わないんですが(特に実在人物系娯楽作品)
私が生まれる前の時代劇は率先して観たいです
今回もこの作品で使われている日本語に興味が湧きました
近年失われてゆく【日本】のひとつに言葉もあると思うので
極端に言うと今誰も日常的に平安時代の言葉で話したりしないし、当時書かれた文字も読める人は少ないでしょう日本人なのに…
って事で 言葉は時代によって変化していって当然なんだけど
最近は加速的に日本語わからない日本人が増えている気がします
SNSで自ら「語彙がない」というのも流行っているし(適当に解釈すると7割本気3割謙遜みたいな?)
タイピング文字入力の機会が増えて書くことも減って漢字が書けない読めない
日本人もうそれほど識字率高くないです
最近は本もあんまり読まないので恐ろしい読解力らしいです

それと、本来なら仲間うちでウケていた言葉や表現が、現在はSNSによって外の世界へ拡散されて例えば…まじ卍みたいな?それ系の流行っては短期間で死語になる言葉がいろいろ量産されて。。。

言葉だけじゃなくて他にもいろいろ失われているんだけどもう終わります🙇

旗本退屈男シリーズは他のももう少し観たいです
勉強になります✨