公開から半世紀近くが経とうとしているのに、その年月の経過さえものともしないほど極限まで洗練された映像と間。
登場人物の中でも人ではないが人工知能のHALはとてもユニーク。まあHAL以外にキャラというキャラは出ないけど。非常停止させられる場面なんか奇妙で気味の悪さを感じつつもほんと切なくなる。
難解と言われる内容については色々と分析なり解釈なりもできるのかもしれないけど、正直あんまり理解できていないしほんと雰囲気。それでもあのモノリスの有無を言わさぬ存在感だったり、引き込まれそうになるほどの宇宙の暗闇だったり、理解できなくても惹かれる様々な要素が映画の内容を説明不要な領域にまで持って行ってくれる。