星降る夜にあの場所で

ケンタッキー人の星降る夜にあの場所でのレビュー・感想・評価

ケンタッキー人(1955年製作の映画)
3.9
何となく思い出し

諍い事を避けるために幼い(確か小3~6ぐらい)息子を連れて、故郷のケンタッキーからテキサスへ向かう男やもめのお話。
バート・ランカスター初の単独監督作品。
演じてきた役柄のイメージとは異なる、ランカスターの役柄に親近感がわいてくるハートウォーミング系の作品。
純粋で思いやりに溢れ正義感の強い男なのであるが、安定した生活と女性の温もりに飢えていたのか、当初の目的を見失ってしまう。
しかしそんな親父を息子とある娘(持ち金全てをはたいてランカスターに助けられ同行していた)は納得できない。
しかも、ケンタッキーからの追っ手がランカスターの命を狙っていた…

鞭を自分の手のように自在に操れるウォルター・マッソー(デビュー作であるが流石の存在感)とステゴロのランカスターがタイマン勝負するシーンが笑ってしまうほど凄まじい。
ランカスターは何度も何度もタックルしてはかわされ、鞭で打たれ続けボコボコにされる(最後は例の娘の機転で形勢逆転)
それともう一点、記憶が曖昧なのだが強烈なシーンがあった。
息子とある娘が人質に取られて助けに行くシーンで、向こう岸からライフルで撃ってくる敵に向かって湖の上?をエリマキトカゲの如く猛ダッシュしてタックルするのだが、あれは一体何だったのか?
えっ!!!!!!(゚Д゚;)
単なる湿地には見えなかった気がするのだが…
もう一度観て真相を確かめたい(笑)☆彡