犯人です

レッド・ドラゴンの犯人ですのレビュー・感想・評価

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)
3.8
【概要】
トマス・ハリスが「羊たちの沈黙」の前に書いた同名小説を映画化。レクター博士役は前2作と同じアンソニー・ホプキンス。脚本は「羊たちの沈黙」と同じテッド・タリー。監督は「ラッシュアワー」シリーズのブレット・ラトナー。(映画.com参照)-


【あらすじ】
FBI捜査官ウィル・グレアムは、連続殺人の捜査のため、精神科医のハンニバル・レクター博士に助言を受けていた。だが、偶然目にしたものからレクターが犯人であると判明、苦闘の末に逮捕する。しかし、これが影響して精神的疲労が募り、現役を引退。今は家族とフロリダで静かに暮らしていた。そんな彼のもとをある日、元上司のジャック・クロフォードが訪れる。彼はウィルに、最近起きた二家族惨殺事件の捜査協力を願い出た。一度は断るウィルだったが、殺された家族の状況を知るうち捜査に加わるようになる。それでもなかなか犯人像を割り出せないウィルは、やむなく拘禁中のレクターのもとへ意見を聞きに出向くのだが…。(yahoo映画参照)

『良い点』
・とても手堅い刑事ドラマ

『悪い点』
・レクター博士が脇役
・キャラクター像が合わなかった

《感想》
『羊たちの沈黙』や『ハンニバル』で知られるハンニバル・レクター・シリーズの第3弾‼︎
第3弾ではありますが原作小説では今作は1作目。なので今シリーズ初見でも楽しく見れます。
知らなかったのですが『レッドドラゴン』の映画化は2回目らしく昔に一度映画化しているようです。
レクター博士がどんな恐怖を描くのか楽しみにしながら見ました🎬

——— 🔹レクターシリーズとして🔹 ———
『羊たちの沈黙』で世界で悪役の地位を築いたアンソニー・ホプキン演じるレクター博士🧑‍🎓
今作もどんな悪役っぷりを見せるのか楽しみでした。
今作も比類なき悪役っぷりは健在してました!
とてもクセがありどこか見透かされてるような感覚と存在感は素晴らしかったです👍👍
ですが、今作はレクター博士が脇役。
レクター博士目当てだったので少し残念でした…
また前2作はレクター博士の残虐性や異常さも相まって、とてもサイコで見るものが恐怖するような映画の印象でした。
ですが今作は犯人ダラハイドの背景に悲しい過去があるため、前2作の恐怖感のようなものは薄く純粋で手堅い刑事ドラマとして楽しめました‼︎

——— 🔹キャラクター像🔹 ———
今作の主人公であるグレアム捜査官はエドワード・ノートンが演じています。
とても個人的な意見なのですが、演技は良かったのですが失礼ながらエドワード・ノートンがあまり凄腕捜査官に見えない見た目をしているなと思ってしまった(笑)
また、犯人役も個人的に合ってなかった…
顔がイケおじなんですよね😂😂
今作の犯人のバックボーンとして祖母から虐待を受けため自己肯定感がなく、先天異常のため顔に整形な傷がある酷男の設定なんですよね…
自分の顔を見たくないため家の鏡を割るくらいコンプレックスがあるのに実際はイケメンなので話が入ってこないし違和感が結構ありました(笑
レクター博士やその他のキャラクターは特に違和感等はなか見れました。
特に盲目の女性を演じたエミリー・ワトソンの演技は素晴らしかったです👍

——— 🔸最後に🔸 ———
何だかんだすごく楽しめた作品でした‼︎
個人的にはレクター博士が逮捕されるまでのドラマも別の映画で描いて欲しかったです😂😂
こういう手堅い刑事ドラマはとても好きですし、最後にちょっとしたどんでん返しがあるのも良かったです👍👍
一つよく分からなかったのがレクター博士の電話をカチャカチャするシーン。
置き電話を知らない世代なのでどういうトリックを使ったのかさっぱりでした(笑)
ハンニバル・レクターシリーズの中でもとても見やすく初見でも楽しめる良い作品でした‼️