ミステリーとしては凄く面白い。が！レクター博士のイカれたショーが期待してたほどなくて、物足りなかった(´･_･`) 犯人の犯行も人間性もぶっ飛びすぎてなくて、バランスの良い、見やすい作品だと思います。
ハンニバルシリーズとしては3作目で、時系列的には羊たちの沈黙の前。独房で連続殺人の謎解きのお助けマンをします。
博士に関しては、直接的な描写はないにも関わらず、相変わらずのひょうひょうとした狂人っぷりが滲み出る名演技！
グレアムとの掛け合いも、ちょっと強めに出ようとするグレアムと、それを楽しむような博士の関係が良かったです。
今までとは違い、犯人が未完成な印象。博士とかは、人間性が完成に構築された後の本物のサイコパス。今回は、博士に陶酔してたこともあり、まだ未熟で成り切れていない殺人犯って感じでした。
そこが入り込みやすくて面白い点でもあるけど、シリーズとしては平凡になったかなと思いました。
まあレクター博士の独壇場を入れたら、そこに全部持ってかれちゃう感はあるから仕方ないかな…でももうちょっとヤンチャしてくれてもいいんだよ(°▽°)
