原作未読。ジョルジュ・シムノンの小説とはラストを含めてかなり変えているようです。
ただし、主人公の2人、クーデルク夫人とジャンの年齢設定(それぞれ45歳と28歳)は大幅には変えていません。
演じるシモーヌ・シニョレとアラン・ドロンの公開時年齢はそれぞれ50歳と35歳でした。
色男はどんな田舎に行ってもロマンスには事欠きません。
でも、今回の主人公お2人の組み合わせは異色でした。歳や容姿で分け隔てしないのが、色男のエラいところです。
バスで町に出ると、ストライキ中の工場の門に「国際共産党は勝つ ファシズムは通さない」と書いた横断幕があって、時代背景を映します。
また、教会の建物には「神の家はユダヤ人のために非ず」と書かれていて、フランス人もユダヤ人狩りに協力していたことがわかります。
主演のお2人にとっては主要な出演映画ではないようですが、ワイ的にはそこそこでした。