ふぁぶ

八つ墓村のふぁぶのレビュー・感想・評価

八つ墓村(1977年製作の映画)
3.5
ずっと存在は知っていたものの、みる機会がなかったので、youtubeの無料配信を機に視聴。
しかも、「砂の器」と同じスタッフらしくて、期待大。

いきなり映画本筋とは関係ない話で恐縮だが、やっぱり1970年代の日本の雰囲気が好き。
都会はもう充分発展しているけど、田舎へ行けばまだその途上のような暮らしが残っている、あの雰囲気がなんともいえず良い。

物語は、呪いに見せかけた殺人事件、動機はカネという人間くさい事件が起こるサスペンス…と見せかけておいて、本当に呪いだったんじゃないかというオカルト。

金田一耕助役が渥美清なので、寅さんにしか見えないところと、双子の老婆のメイクが現代から見ると拙いところが多少引っかかるが、全編通して暗く重い雰囲気で大いに満足。

ただ、やっぱり「砂の器」が名作なので、そちらには勝てなかったな。
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