さしみ

シンドラーのリストのさしみのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
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ホロコーストの作品はいくつか観てきたけど、三時間という長さに敬遠していたシンドラーのリストをついに鑑賞。観てよかったと思う。
間違えてアウシュヴィッツに送られてしまった女性陣が汽車に乗り込む時、別の汽車から来た人たちが死の道へ進んでいるのを知っていながらただ黙って見ていることしか出来ない様子に胸が苦しかった。
リストの前で一人一人名前を呼ぶシーンがいくつかあったのも印象的。ユダヤ人とした一括りではなく個人を尊重し強調しているように思えた。
表面上はあくまでも生産性をと謳い切るのかと思いきや、全員分の署名を貰い、最後にあと10人、あと1人でも救えたとみんなの前で嘆き泣くシンドラーと寄り添う人々には感動。本当に観てよかった。一番リアルだったように思えた。
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