ナマラマナ

7つの贈り物のナマラマナのレビュー・感想・評価

7つの贈り物(2008年製作の映画)
4.0
なんともやり切れなくなった映画でした。
彼がしたことには感動もあるけど批判もあります。
正解なんてないんだろうけど・・・
前半までは批判的に観ていました。
彼は贖罪を間違えていると思っていました。
身近な愛する人を自分の過失によって死なせてしまったら・・・。いや、自分が直接、死にかかわっていなくても残された者は後悔や自責の念にかられます。
私もものすごく苦しかったからそれはとてもよくわかるの。
この苦しみから逃れるにはもう死ぬしかないって思ったことも何度かあったもの。
だから、彼は素晴らしい人に善行をして、自らの命を犠牲にしたかったんだろうって最初はおもったけど。でもそれはやっぱり間違えていると思っていました。
でも後半からはちょっとその見方もかわりました。 新しく愛した人。彼女の人生を長くし、幸せをつかんでほしい。そのために・・
必ずしもそれが正しいことだとは思わないけれど、でもやっぱり心に引っ掛かるものが残りました。
本当は★3つかなーって考えていたんだけど、ラストの二人が出会うシーンの感動が忘れられず★をもう1つ(苦笑)。
いい意味でも悪い意味でも心にズシーンと残っている映画となりました。
ナマラマナ

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