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カーズのdoggiehowlのレビュー・感想・評価

カーズ(2006年製作の映画)
4.2
よかったところ:
・普通に映画というか洋画というかエンタメとして面白かった
・最後エモに持っていくところもしつこくなくてよかった
・ひたすらキャラクターが好ましい、目玉あんだけ気持ち悪いのに…

悪かったところ:
・冒頭のレースを面白く見られなくて振り落とされるのもったいない
・キャラクターが多すぎて覚えられない(名前が)(外見はわかる)
・目玉がぎゅるぎゅる動くのはごめんやっぱり無理、薄目で見た

まとめ:
冒頭のレースシーンを見てうんざりして放り出していたけど息子が絵本を買ったので義理だと思って最後まで見た、結果もっと早く見ておけばよかったしディズニーのどの映画よりも心温まるし見やすかったという話。見やすいと言うのは悪口になりそうなんだけど、でもヴィランとかドラマティックな乱高下とかおばさん疲れちゃうんだよ…こういうのでいいんだよ…だから今見たのは逆に正解なのか。疲れてる時に見てほしい。
心温まる、というのは本当。マックイーンが後ろを振り返るように自分のことを見つめ直すのにはレースよりも勝敗よりも若さにかまけた勢いよりもすごい勢いでぶん殴らないといけないんだけどそれをちゃんとやって、なおかつ誰も傷つけないストーリーがすごいと思う。こういうのは脚本がすごいんだろうか?でもキャラクター一人一人が諦めない姿勢を最初から見せているから説得力があるんだと思う。人間仕事続けるのしんどいよね、いや人間じゃないが。人間らしい、と思ってしまうなどうしても。
レッドがかわいい、グイドは当然かわいい、私はシェリフが好きなんだけど、てかフィルモアとサージ付き合ってるっしょ?いやそれぞれ言いたいことはあるんだけど自分というものを変えず、マックイーンもそうかもしれない、それでも変わっていく、運命を切り開いていく様はとても心地よかったです。いや絶対見た方がいいよ…見た目まだ気持ち悪いと思うけど…案外車、町というモチーフのチームで人を受け入れるし流されない人々、人じゃないけど、こういう見た目だからこそ飲み込めるのかも。
息子、変な絵本を選んでくれてありがとう。いつか一緒に見る。
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