おかぴ

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチのおかぴのレビュー・感想・評価

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思いは全て曲に込められていた。
全てを着飾っていたヘドウィグ。
本当の自分が嫌いで
本当の自分の姿が嫌いで
つねになにかであろうとした。

本当の自分を見せたら
みんな裏切ってどこかへいってしまったから。
だから本当の自分を見せるのが
怖くて、でも誰かに本当の自分を
認めてもらいたくて
誰か側にいてほしくて寂しくて、
常に片割れを探しもとめて。

とにかくひしひしと心にくる
作品だった。
結局はみんなありのままの自分。
なにも着飾らない真っ白の自分が
一番美しいんじゃないだろうか。
おかぴ

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