ジェイティー

キングコングの逆襲のジェイティーのレビュー・感想・評価

キングコングの逆襲(1967年製作の映画)
3.5
未知のエネルギー物質“エレメントX”の採掘のため、マッドサイエンティストのドクター・フーがメカニコングを開発したものの上手くいかなくて本物のキングコングを利用して採掘しようと頑張るお話。

当然リアルタイム世代ではないですが昔の特撮や着ぐるみ怪獣のワビサビについては子供の頃に観た平成VSゴジラシリーズに教えられたのでとっても大好きです。

もはやロストテクノロジーとなっている特撮技術となっていますので
貴重な文化遺産ではないでしょうか。
お話も結構緩い箇所もあり、この独特な会話劇は観ていて楽しいです。
イマイチ活躍できないメカニコングの哀愁やキングコングの悲しみを背負っているっぽい表情なんかもちょっとウルっとしてしまう

ラストバトル自体はもう少し地上で戦ってほしかったのですが
コングと心を通わせるヒロインのスーザンが何とか逃げてほしいとコングに伝えるシーン、言葉は当然ないけれどそれでも俺が戦わないといけないんだっていう感じが伝わってちょっとホロリときてしまいました。

ちゃんとラストは海に帰るし、悪い奴にもお仕置きが入ったりと割とスッキリ終わりますのでお勧めです