このレビューはネタバレを含みます
ジャッキーa.k.aアジアの鷹(ジャッキー・チェン)の活躍を描く冒険活劇。
邪教集団は、ジャッキーを利用しようと旧友アラン(アラン・タム)の恋人ローレライ(ロバムンド・クワン)を誘拐する。彼女を救うには世界中に散らばった5つの神器を集めなければならない。
最序盤の銃撃戦がシュールすぎる。
基本的に敵がおバカなのでほっこりしちゃう。フードすっぽり黒尽くめローブの邪教集団が、どうにも怪しいのに普通に布教活動してるの面白い。警戒心も薄い。姦通推奨系密教とか衆道堕落仏教よりやばい。
カー・アクションはとても派手だった。市街地の狭いところ走るのすごく好み。危ない。ジャッキーはシートベルト締めないし。危ない。
どこもかしこも三菱。燃費偽装する前はこんなにもすごかった。
追手が運転するバイクってどうしてあんなに格好いいのでしょう。階段ガタガタしたり、すげえ飛んだり。見せ場ないけど。
ガバくて突飛な展開やら、どうにも間抜けな潜入やらとストーリー的にはしょうもない感じ。功夫アクションが多分にある訳でもない。ジャッキーの肉体を活かしたアクションが冒険に活かされているのはとってもよかった。
最終盤の教団施設内での乱戦は面白い。アマゾネス的殺し屋四人組がめちゃくちゃいい動き。ジャッキーが地形を使ってくるくる回ったり見応え十分。
最後は爆発する施設から逃げ、気球に飛び乗って脱出。そんな高さの山でしたっけ。
お宝やら三文のラブ・ストーリーを忘れていることすら忘れて終幕。