TSUTAYAの端っこに「SFホラーならこれ!」というPOPに飾られ置いてあったので、興味をそそられ借りてみることに。
入りは海外ドラマ「フリンジ」を思わせるイメージでした。遺伝子操作やらなんやら聞こえは面白いけど全くわからない分野のお話にワクワク。
得体の知れない生物を生み出すことのメリット等々は私にはわかりませんが、とにかく凄いことをやってのけたんだということは理解。何かの薬のために?作っていたのも理解。そしてそれが人智を超えるレベルのことで対処しきれなくなっていくという、クリーチャー×科学者(化学者?)の王道ストーリー。
とはいえオカズがいろいろと面白かったので、SFホラーってこういうものなのかーと思いながら見ていました。
主人公の、実験対象物(産み出した生命体)が育つにつれ愛着を持っていくという女性本能が垣間見える様子、反抗されると否応なしに制裁を加えるという化学者の顔が出る様子。
これらの振る舞いは、イメージ上の化学者らしい、かつ子どもがいない女性という設定にもぴったりのように思えました。初めて子どもができたときのような、愛しさと葛藤と怒り。
個人的にも中盤まではクリーチャーに愛着を持ち始めておりましたが、いろんな意味でのどんでん返しで後半は「おおおまじか」とぼやきながらの閲覧。
ラストはこれまた今後の空想に浸るような終わり方。この夏休み、時間をもて余したときにでもいかがでしょうか。
個人的にはこのマッドサイエンティスト系も好みなので面白かったです。