渋いよオールドマン

ブロンクス物語/愛につつまれた街の渋いよオールドマンのレビュー・感想・評価

4.5
ロバート・デ・ニーロ初監督作品であり、制作、主演も務めていた。


真面目なバス運転手、実の父親🚌
ロレンツォ(ロバート・デ・ニーロ)


マフィアのボス、父親のような存在🔫
ソニー(チャズ・パルミンテリ)


悪を嫌い働く事の大切さを教える実の父親と生きるための教養を教えてくれる父親のような存在のマフィアのボス。
2人の大きな存在から影響を受けていく少年(カロジェロ)の成長物語が描かれている。


お気に入りはボクシング観戦のシーン🥊
父親が実直に働き精一杯稼いで購入した席は、選手が霞んで見えるほどリングから離れた席。


それに対しマフィアのソニーが観戦していたのは選手が目の前で見える最前列の特等席。
2人の対比関係が上手く描かれていて、裏社会を牛耳るソニーの権力の大きさを如実に表していた。


1960年代が題材で、バックに流れる音楽が当時の匂いを感じるポップスソングが響く。
特にドゥー・ワップが良き🎶


デ・ニーロの普通の父親役がとても様になっていた。


9歳期の少年カロジェロが、癒やし系で可愛い。


17歳期の青年カロジェロは、若い頃のデ・ニーロに似ている。