すとんこ

光る女のすとんこのレビュー・感想・評価

光る女(1987年製作の映画)
4.0
LD所有

皆さんご存知、″ナチュラル・ボーン・マスター″武藤敬司の映画主演作!
しかし、プロレスファンである方でも以外と観ていない本作。
実はわたくしも、恥ずかしながらの初鑑賞・・・

上京したっきり音信不通の恋人・栗子(=安田成美)を探しに、北海道の田舎から東京にやって来た仙作(=武藤敬司)。
しかし栗子は東京で″尻内″という悪い男の女になっていた!って話☆

髭ボーボーで、ひときわ身体がデカく、毛皮のチョッキに裸足で都会を闊歩する仙作は、まさに山男という出で立ち。
そんな目立つ姿ですから、尻内が経営するクラブ・ジョコンダで毎夜開催される闇プロレスの選手として即採用されます!
半裸で薔薇の花一輪持った武藤敬司のパッケージから、
「無いわぁ」
と思い今の今まで鑑賞を避けていましたが、こんな燃える展開だと知ってたら、もっと早くに鑑賞してたのに!っと悔しさもひとしおです!ぐぅ!

第1戦 vs 和彫りの外人レスラー
ベアハッグで攻められながらも逆転の首折りで勝利

第2戦 vsモヒカン・カンフーマスター
フットワークを活かした蹴り技をたくさん食らいながらも、池に引きずり込んでの水中戦に持ち込み、相手の機動力を殺し殴り倒して勝利!流石闘うジーニアス武藤敬司。

第3戦 vs 尻内
闇プロレスを仕切るこの男にまさかの挑戦状を叩きつける仙作。やんわり断るかと思いきやまさかの受諾で組まれるこのカード!
「お前はビンスか!?」とわたくしのツッコミを待つこと無く試合開始。
体格差は歴然ですが、数々の修羅場をくぐり抜けて来たのでしょうか、この尻内という男、目突き金的凶器攻撃上等のラフファイトでまさかあのリビングレジェンド・武藤敬司をK.O.するのです!!
初敗北を喫する仙作。無念・・・

このあとも、友人のバスもろともの自爆死、シャブ漬けになった栗子と尻内の騎乗位ファックを目撃したショックから、女という女に「オラと結婚してくれぃ」と見た目ばかりか行動までもが変態度を増していく仙作。

そんな仙作を哀れんでか、尻内小飼のオペラ歌手・芳乃と激しい激しいセックスにいたる仙作。「オラと結婚すると言うまで(セックスを)やめねぇぞ!」っと超絶倫ぶりを披露する武藤敬司。正常位から座位へと激しく突きまくります。

結局、栗子も芳乃も手にいれることは出来ないまま、仙作は北海道に帰ることに。ションボリ。
しかし、栗子からのSOSコールがあったことを知った仙作は、真っ赤なダブルのスーツにオールバックというトチ狂・・・もとい、戦闘モード全開スタイルで再上京!
そうです、尻内へのリベンジのために再び因縁の地・ジョコンダでリマッチを要求する仙作。
今回はチャカ装備の尻内だ!
どうする武藤!いや仙作!

というわけで、予想に反してかなり楽しめてしまった本作。
なんでも先入観で観る観ないを決めてはいけないなと思った一本(* ̄ー ̄)☆

※本作鑑賞に際してわたくし的プロレス愛、武藤愛のフィルターがかかっておりますので、「そんな話じゃないよ!」とか「オモシロくないよ!」などの苦情コメントはご遠慮ください( ̄▽ ̄;)


○キャスト○
松波仙作:武藤敬司
桜栗子:安田成美
小山芳乃:秋吉満ちる
尻内:すまけい
赤沼:出門英
すとんこ

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