光る女の作品情報・感想・評価

「光る女」に投稿された感想・評価

画面に凝りすぎて空回ってるように見える。相米の長回しを支えてるのはやっぱ照明なんだなと再認識。
LD所有

皆さんご存知、″ナチュラル・ボーン・マスター″武藤敬司の映画主演作!
しかし、プロレスファンである方でも以外と観ていない本作。
実はわたくしも、恥ずかしながらの初鑑賞・・・

上京したっきり音信不通の恋人・栗子(=安田成美)を探しに、北海道の田舎から東京にやって来た仙作(=武藤敬司)。
しかし栗子は東京で″尻内″という悪い男の女になっていた!って話☆

髭ボーボーで、ひときわ身体がデカく、毛皮のチョッキに裸足で都会を闊歩する仙作は、まさに山男という出で立ち。
そんな目立つ姿ですから、尻内が経営するクラブ・ジョコンダで毎夜開催される闇プロレスの選手として即採用されます!
半裸で薔薇の花一輪持った武藤敬司のパッケージから、
「無いわぁ」
と思い今の今まで鑑賞を避けていましたが、こんな燃える展開だと知ってたら、もっと早くに鑑賞してたのに!っと悔しさもひとしおです!ぐぅ!

第1戦 vs 和彫りの外人レスラー
ベアハッグで攻められながらも逆転の首折りで勝利

第2戦 vsモヒカン・カンフーマスター
フットワークを活かした蹴り技をたくさん食らいながらも、池に引きずり込んでの水中戦に持ち込み、相手の機動力を殺し殴り倒して勝利!流石闘うジーニアス武藤敬司。

第3戦 vs 尻内
闇プロレスを仕切るこの男にまさかの挑戦状を叩きつける仙作。やんわり断るかと思いきやまさかの受諾で組まれるこのカード!
「お前はビンスか!?」とわたくしのツッコミを待つこと無く試合開始。
体格差は歴然ですが、数々の修羅場をくぐり抜けて来たのでしょうか、この尻内という男、目突き金的凶器攻撃上等のラフファイトでまさかあのリビングレジェンド・武藤敬司をK.O.するのです!!
初敗北を喫する仙作。無念・・・

このあとも、友人のバスもろともの自爆死、シャブ漬けになった栗子と尻内の騎乗位ファックを目撃したショックから、女という女に「オラと結婚してくれぃ」と見た目ばかりか行動までもが変態度を増していく仙作。

そんな仙作を哀れんでか、尻内小飼のオペラ歌手・芳乃と激しい激しいセックスにいたる仙作。「オラと結婚すると言うまで(セックスを)やめねぇぞ!」っと超絶倫ぶりを披露する武藤敬司。正常位から座位へと激しく突きまくります。

結局、栗子も芳乃も手にいれることは出来ないまま、仙作は北海道に帰ることに。ションボリ。
しかし、栗子からのSOSコールがあったことを知った仙作は、真っ赤なダブルのスーツにオールバックというトチ狂・・・もとい、戦闘モード全開スタイルで再上京!
そうです、尻内へのリベンジのために再び因縁の地・ジョコンダでリマッチを要求する仙作。
今回はチャカ装備の尻内だ!
どうする武藤!いや仙作!

というわけで、予想に反してかなり楽しめてしまった本作。
なんでも先入観で観る観ないを決めてはいけないなと思った一本(* ̄ー ̄)☆

※本作鑑賞に際してわたくし的プロレス愛、武藤愛のフィルターがかかっておりますので、「そんな話じゃないよ!」とか「オモシロくないよ!」などの苦情コメントはご遠慮ください( ̄▽ ̄;)
うまる

うまるの感想・評価

2.4
武藤敬司のプロレス映画。

キャラの造形が漫画臭すぎて白ける。
なんか相米慎二のファンタジーは切なくて居心地が良いのが、ずるいよなあ。

このレビューはネタバレを含みます

 1987年作品。主演はプロレスラーの武藤敬司。
 はっきり言ってしまえば、駄作。個人的に、80年代の終わり頃の映像とか見ると、なんだか世界の滅亡直前のような、そんな印象を受ける。それが画面に蔓延していてて、映像的にはキレイなのかもしれないけど、観てて鬱っぽくなっちゃって、ダメだった。ストーリーも意味不明だった。
大傑作。
ロマンポルノの香りがすると思ったら脚本は田中陽造大先生でした。「ワンフロムザハート」みたいに、電話する相手が画面の後ろに現れるシーンが好き。あと、水のないプールでのセックスシーン。
武藤敬司が彼女の自宅でのセックスを目撃したあと地下道を延々と歩き、そこらへんの女に絡むっていう移動撮影&長回しのシーンもすげー好き。
リアリティは一切ないけども、人間の感情のリアリズムがちゃんとしてればリアリティなんて必要ないんだね。っていういい例の映画でしたね。
ひろ

ひろの感想・評価

4.4
119分 159カット。

フェリーニが日本映画を撮るとこんな感じか。

武藤敬司のぶっきらぼうな喋り方が、野生感を容姿以上に醸し出して、とても良い。
秋吉満ちるのたどたどしい喋り方も愛おしい。

59〜64カット目で、婚約者・安田成美が抱かれてるのを目にして、
65カット目、高架下を「俺の嫁になってくれや」と見知らぬ女を追い回す長回し。この長回しは感情の昂りが凄い。
画面奥の高架の先の舗道は濡れていて、夜のネオンを反射している。

『光る女』では、印象的な電話シーンが2度ある。

67カット目
ピアノを弾いている秋吉満ちるが電話が鳴って、画面手前に置いてある電話に出る。
照明が少し落ちて、画面奥に電話相手の安田成美が現れる。
秋吉満ちるは床ごと回転して右へ捌けて行き、カメラは画面奥の安田成美へ。
少し経つと秋吉満ちるが画面内にまた現れる。
終話と共に画面奥が真っ暗になって安田成美が消える。

126カット目
前のシーンではステージに立って歌う秋吉満ちる、それを見ていた武藤敬司。
126カット目は、外から室内に居る秋吉満ちるを撮っている。雷が鳴って大雨が降り出し、秋吉満ちるが電話に出ると、カメラが引くと、外の電話ボックスに居る武藤敬司が映る。

この電話の2カットは、別の場所に居る2人が同一ショットに収まっている。『雪の断章 -情熱-』でも、電話する2人を同一ショットに収めていた。

あと、カメラが凄いのは、137カット目。
秋吉満ちるが小屋の中で「風が刺さる。痛いよ」と言ってる(小屋の中は風が吹きまくっている)。カメラが小屋の外から小屋の中に入って、振り子みたいにカメラが動いて、その後、小屋の中をカメラが動き回る。

145カット目は、丸太の橋の下をカメラがくぐるし、
149カット目は、病院の外を車椅子に乗った安田成美を武藤敬司が押してるのを正面から撮っており、敷地の端まで来たら、正面に居たカメラがグーっと上がって、武藤敬司・安田成美・秋吉満ちるの後方へ行く。
この2カットも面白い。

150カット目、病院から出て来た武藤敬司が鼻をほじってスーツに擦り付けるのが、何気に好きだったりする。
あとは、セックスシーンを「濡れ場」と言うが、99カット目は、プールでセックスするから、マジの「濡れ場」だ。こんなロングショットのセックスを観たのは、『やくざ観音 情女仁義』の川でのセックス以来。

この作品は一刻も早くHDリマスター版を発売すべき。91カット目、朝方のシーンが暗くて何も見えない。
あらや

あらやの感想・評価

1.6
武藤敬司が結婚を迫りまくりながら屋台をひっくり返すとこだけ良い。
Tyga

Tygaの感想・評価

4.0
綱渡りみたいな映画だ。
この感覚は言語化できない、何かを感じ続けたのは確かなんだけど。
相米コンプった!
最後に残してしまったこちらが一番の珍作だった。

こんな実験映画を作る一面もあったのね。
武藤敬司の衣装は2パターンしか無かったよ。

新宿ロケ多し。
とりあえず滝上の名は覚えた。
グレートムタ〜!
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