天馬トビオ

時代屋の女房の天馬トビオのレビュー・感想・評価

時代屋の女房(1983年製作の映画)
3.0
若くして逝った彼女の魅力がこの映画のすべて。夏目雅子は、その最も美しい姿を永遠にスクリーンに残したのだ。

生まれも育ちも、氏も素性もわからないままに、文字どおり野良猫のように家にいついてしまった女。人に媚びることのない、自由気ままに生きる猫のような可愛い女を、夏目雅子は演じているのか、それとも地のままなのか。渡瀬恒彦をはじめとする周囲の人間がステレオタイプなだけに、なおさら夏目雅子が輝いて見える。夏目雅子のための、大人の童話。
天馬トビオ

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