Ken

コレヒドール戦記のKenのレビュー・感想・評価

コレヒドール戦記(1945年製作の映画)
3.4
蓮見重彦御大が、紛れもない傑作と呼ぶこの一品。

手柄を立てたい、出世したいという序盤。

そこから徐々に変化していく。思いの人との電話中、将軍が使うからと切られる。将軍なんかあとにしろ!と悪態をつく笑。

とにかく、日本人を悪く描いていない。みな、戦争という悲しみを抱えながら明るく笑顔で振る舞う。

裏腹。

終盤。誰もシルバースターを得られたことに反応すらしない。

彼らは消耗品でしかない。
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