性格悪い子

クヒオ大佐の性格悪い子のレビュー・感想・評価

クヒオ大佐(2009年製作の映画)
2.0
うーん。吉田さんは、クヒオみたいな劇的な人を描いても良さが出ない。

むしろ、普通の人のドロっと熱いモノや、深く沈んだつめたい感情を言葉にすることが一番強みなのではと思った。

クヒオはべつに詐欺がしたかったんじゃなくて、「愛の交換こ」をしたかった。その為に人を騙して、最後に自分も騙しちゃった。

その過程感の緩急が見えなくて。徐々にクヒオって奴が分かってくるって作りでもない。ガッガッガッと露わになってくる。もっとも露わになるのが徐々に見せてきてくらたら。