主人公を取り巻く深刻な状況を、ハワイアンミュージックが優しく和らげてくれる『心が沈み過ぎない』映画でした。
『家族は群島と同じだ 全体で一つだが個々は孤立し少しずつ離れていく。』という前半の台詞が表すように
友達、恋人、家族でさえも人生の一節を偶然一緒に過ごしているだけ。
キッカケひとつで、伝えたかった事が言えなくなったり、聞きたかった事が聞けなくなったりする。
この映画を見た後は『今、あたりまえに手の中にあるもの』を大切に思えるんじゃないかなと思います。
深刻になりすぎず、説教臭くなく、自然体で観れるヒューマンドラマでした!