スコットランドに実在した英雄であるロブ・ロイの映画化。
自分の信念を曲げないロブ・ロイが罠にはめられ窮地に陥り、その結果家族を不幸に貶めてしまう。
そこでロブ・ロイは侯爵に反旗を翻し、反撃の狼煙を上げる。
相変わらずリーアム・ニーソンの身長は演じる人物に説得力をもたらす。
憎らしいジョン・ハートなどもいいが、ねちねちと実に嫌らしい雰囲気を醸し出すティム・ロスが出色。
こういう癖のある役は本人の持ち味なだけに印象に残る。
現地ロケや衣装などの出来も素晴らしいが、物語自体がのめり込ませない出来なのはいかんともし難い。