イッテルビウム中田

アニー・ホールのイッテルビウム中田のレビュー・感想・評価

アニー・ホール(1977年製作の映画)
5.0
一緒にいるときは笑いが絶えない二人。もともと似たもの同士で相性は良いのだろう。

ところが、度重なるすれ違いから二人の愛は徐々に冷めてゆく。
気持ちが離れて行く過去の二人を幽体離脱やアニメで回顧する手法が印象的だった。

ロブスターのくだりでアルビーにとってアニーが特別な存在であることに気付く。覆水盆に返らず、アニーの気持ちは戻らなかった。

調べたところによると、この映画に続編を期待する声が多いそうだ。
劇中では「友達」に終わった二人だが、その後の展開次第では愛し合える関係に戻れるのでは?と、つい想像してしまう。