ゆう

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのゆうのレビュー・感想・評価

5.0
やっと観れた!

キューバのラウー(リュートに似たもの)の面白い。
リュート系といえば中世〜ルネサンスあたりの古典的な響きでお馴染みだけど、ラテンの音階が弾かれた時の音色が新鮮だった。

各々のメンバーがソロで登場するシーンが好きなんだけど、
特にピアニストの方は背景も相まってとっても神々しかった。特に好きなシーン。

音楽の全てが素晴らしくて…
短調で哀愁があって、音数が多くて濃密。分厚い音。
「これこそ幸運の見本というものだ
これだけの老演奏家たちが健在だったんだ
忘れられた存在でも 喜んで演奏し
寛大に心を開いて 知識や才能を発揮してくれた
素晴らしい体験だった あれこそ僕が長年追求してきたものだ

貴重だと思う
ヨアキムにも行ったが 生涯に一度の体験だ」
'98年7月1日のカーネギーホールでのライブ、生命力がバシバシにみなぎっていた。命の強さ。大好きな「Quizas, quizas, quizas」が流れてよかった。
ゆう

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