ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの作品情報・感想・評価

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ1999年製作の映画)

BUENA VISTA SOCIAL CLUB

上映日:2000年01月15日

製作国:

上映時間:105分

ジャンル:

3.7

あらすじ

キューバ音楽の古老たちとアルバムを作った友人ライ・クーダーのキューバ再訪の旅に、ヴェンダースは撮影クルーを伴って同行。老ミュージシャンたちを撮影する。全編にキューバ音楽の魅力あふれるドキュメンタリー。映画の最後、カーネギーホール公演のために、彼らは初めてアメリカへ……。

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」に投稿された感想・評価

[音楽という情熱]

続編が公開されたという事で、有名なあのキューバ人達の生きざまの原点を、追ってみました。

タイトルは知っていたが、作品じたいは観たことがなかった、この作品。ヴィム・ヴェンダースが彼らを追った理由は何なのか?僕は、作品を観るまで謎でいっぱいだった。その理由が分かった。
不完全ではあるけど…。

それは、彼らの音楽という旅を通して、彼らの「人との繋がり」を大事にする精神を追ったのではないかと、僕は思う。
ただ彼らの音楽を撮るだけでは無く…。

僕は、彼らが好きになりました…。

続編だと、もうすっかりおじいちゃんになった彼らだけど、音楽と共に彼らを見守りたいと思います。

情熱と仲間と共に…。"Nos vemos!(また会おう!)"
人生に大切なのは花と女とロマンス。
そんな台詞言ってみたいね。
今度使うシーンあれば言います。
erk

erkの感想・評価

-
とにかくかっこいい
キューバに行きたくなった
バレエをしている少年少女たちの描写が好きだった
Ridenori

Ridenoriの感想・評価

4.3
「俺の身体に血が流れてる限り、女性を愛し続ける」
カッコ良すぎるだろコンパイ・セグンド。
時代に流された音楽家達の生き様を記録したドキュメンタリー映画。
映画の通り、キューバは本当にいつでも街中に音楽が溢れてる。そして皆がそれに気持ち良く身を委ねてる。
あの特別な空気感、また味わいに行きたいな。
久しぶりに再観賞
監督は『パリ・テキサス』『ベルリン 天使の詩』のヴィム・ヴェンダース。
キューバ国外ではあまり知られることはなく、忘れられつつある、ご高齢なミュージシャン達を、世界的ギタリストのライ・クーダーが復活させプロデュース、《ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ》というハバナにあったクラブと同じ名のバンド名でアルバムを1997年にリリース。
アルバムはグラミー賞を受賞。
ワールドツアーが組まれ、彼らが1998年 にカーネギーホールでLIVEをするまでのドキュメンタリー。

老いてしまったミュージシャン達。
だが各々のヒストリーやバックボーンが歌に演奏に滲み出る。
数々の名言、、粋ですね。
キューバの街並み、、ノスタルジックでいいなぁ。

独特なリズムのキューバ音楽。叙情詩溢れ陽気な歌詞もいい。
音楽っていいですね🎶。

ゆったりと時にはホロリ😢と沁々と心地よく観ることができました。

ストーリー性はなく映画としては物足りなさもありますが、とても味わい深く、優しい気持ちになる。
人生の悦び、、か。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.0
【陽気な音楽、彼らの瞳には哀しみがあった...】
7/20(金)にTOHOシネマズ シャンテ他にて『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』が公開される。なんと、あのヴィム・ヴェンダースの傑作音楽ドキュメンタリーの続編だ。前作の製作前、キューバはアメリカからトリチェリ法、ヘルムズ・バートン法による経済制裁を受けていて、また、ソ連の崩壊による混沌で半ば孤立していた。そんな中、ライ・クーダーはキューバを訪問。現地の音楽センスに惹き込まれた彼は、現地民とアルバム『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を制作した。これが世界中で大ヒット。そんな『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のライブを巨匠ヴィム・ヴェンダースが撮った。本作は、当時中々キューバの内情を知ることができなかった世界に衝撃を与えた。ブンブンも中学生の時に観て、廃墟のような強烈なキューバの情景、そして隣家が火事になった話ですら音楽にしてしまう("El Cuarto De Tula")キューバ人の陽気さに衝撃を受けた記憶がある。今回、18年の時を超え続編が作られた監督こそ『カウントダウンZERO』のルーシー・ウォーカーに変わったものの、キューバの魂の音色は失われていないはず。そんな『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』が楽しみなブンブンは、前作を観ることにした。

☆『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』概要
ライ・クーダーがプロデュースした『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のアムステルダム、カーネギーホール公演をバックに、キューバの様子をカメラは捉えていく...

☆キューバを生きる知恵、それは音楽にあった
本作は、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の楽曲に目を奪われがちだが、実は1990年代のキューバの様子を捉えた非常に貴重な作品だ。オールド・ハバナ、セントロ・ハバナのカラフルでオシャレだが、住宅整備がまともに行われず廃墟同然となった市井が映し出される。そこには、暇そうに集う市民、野良犬、暗い店で配給と思われる物品の受け取りをする人々が映し出される。オンボロの冷蔵庫(?)なんかを運ぶ青年も映し出される。人々にマイクを向ける。彼らは思い想いに、友人や恋人の話、歌と自分の関係を語るのだが、陽気なオーラに隠れ瞳はどこか寂しさ、物言いたげな姿を魅せる。そこに、キューバ史の哀愁がにじみ出ているのだ。1492年にコロンブスが上陸し、言葉が通じぬまま侵略される。それ以降、キューバはスペインやアメリカといった大国の喧嘩にずっと巻き込まれ続ける。カストロ兄弟とチェ・ゲバラの尽力によって、アメリカを突き放し、社会主義国として新たな道を歩むものの、一番兄貴ソ連は崩壊。それによってアメリカからの強い圧力を受け、貧窮に貧困を重ねた。悲惨すぎる国の歩みをしてきたキューバ。その哀しきDNAはキューバ国民一人一人に埋め込まれ、どこか他国に対して劣等感を抱いてしまうのだ。

そして、このドキュメンタリーを観ると、そんなキューバの哀しみを明るく昇華する為に《音楽》があることがよく分かる。街中で男も女も歌う。トゥーラさんの家が火事になったという大惨事も陽気な音楽になる。ここで、この曲"El Cuarto De Tula(トゥーラの部屋)"の音楽性について考察するとしよう。

☆"El Cuarto De Tula(トゥーラの部屋)"の音楽分析
この曲は、同じフレーズを2回繰り返すことで、トゥーラさん家の火事による騒乱を効果的に描写している。

まず一段落目では、
En el barrio La Cachimba se ha formado la corredera
En el barrio La Cachimba se ha formado la corredera
Allá fueron los bomberos con sus campanas, sus sirenas
Allí fueron los bomberos con sus campanas, sus sirenas
¡Ay, mamá! ¿Qué pasó? ¡Ay, mamá! ¿Qué pasó?
(La Cachimbaでなんか凄まじいことが起きている。
La Cachimbaでなんか凄まじいことが起きている。
消防士がいたんだ、鐘とサイレン携えて。
消防士がいたんだ、鐘とサイレン携えて。
ねぇママ、何があったの?ねぇママ、何があったの?
※スペイン語をざっくり訳してみました。)

と外で始まる騒動を強調している。

次に、
Al cuarto de Tula, le cogió candela
Se quedó dormida y no apagó la vela
Al cuarto de Tula, le cogió candela
Se quedó dormida y no apagó la vela
Al cuarto de Tula, le cogió candela
Se quedó dormida y no apagó la vela
(トゥーラの部屋で、ロウソクの火をつけた
彼女は眠りに落ち、ロウソクの火を消さなかった
トゥーラの部屋で、ロウソクの火をつけた
彼女は眠りに落ち、ロウソクの火を消さなかった
トゥーラの部屋で、ロウソクの火をつけた
彼女は眠りに落ち、ロウソクの火を消さなかった)

と三度繰り返すことで、事態の重大さを表現している。その次に、火事による惨事と、そこに集まる野次馬、消防士の喧騒を、

Al cuarto de Tula, le cogió candela
Se quedó dormida y no apagó la vela

のフレーズを挟みながら描写することで、混沌さを濃密に描いているのだ。このフレーズは一曲の間に13回も登場します。例え、スペイン語が分からなくとも、タッタタッタタタ↑タッタタッタタタ↓タッタタッタ、タタタ↑タッタタッタタタ↓のリズムは強烈に脳裏に焼きつき、愛着が湧いてくるのだ。ブンブンも中学時代以来、この曲は定期的に聴きます。まぁ火事の歌なんだけれどね。

☆ヴィム・ヴェンダースはドキュメンタリーが面白い
実はブンブン、ヴィム・ヴェンダースはドキュメンタリーの名匠だと思っている。一般的に傑作だと言われている『ベルリン・天使の詩』や『パリ、テキサス』、『アメリカの友人』といった作品はどうも相性が悪く、毎回どこかで寝てしまいます。しかしながら、小津安二郎について撮った『東京画』やピナ・バウシュのコンテンポラリーダンスについて撮った『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』などといったドキュメンタリーは身を乗り出して観たくなる程好きだ。

彼の新作ドキュメンタリー『Pope Francis - A Man of His Word』はローマ教皇フランシスコについて撮ったものだそうです。これは日本公開が楽しみですなぁ。
sleep

sleepの感想・評価

3.7
花も恋人も大事にすることだ。って名言
音楽を愛している人たちの魂を感じた
ギリシャ絶対行こう、続編も見る!
xyuchanx

xyuchanxの感想・評価

4.5
再ログ。

音の世界遺産です。コレを観ないで死ねるかと。この映画に出ていたミュージシャンの作品を辿ることで、もはや自分の人生を通じてもかけがえのない一曲であるRuben GonzalezのMerodia del rioに出会えた。ありがとう。

キューバ音楽の世界でも忘れ去られていた老演奏家達を集め、幅広い視野と実績を持つギタリストであるライ・クーダーと、ロードムービーを撮らせたらピカいちのヴィム・ベンダースが、蘇らせ、再構成した至福の世界。奇跡的にすばらしい。

ルベーン・ゴンサレス、イブラハム・フェレールも、オマーラも、コンパイ・セグンドも、全ての声が、演奏が、笑顔が・・・感涙ものです。

音楽と人生への愛。
にじみ出ています。

#続編の公開がもうすぐですね。
食パン

食パンの感想・評価

2.0
ひと言でいうと『世界街歩きキューバ音楽編』。キューバの最高にカッコいいレトロな街並みを疑似観光しつつ、ノリのいいラテン音楽も楽しめるという一石二鳥なドキュメンタリー映画。世界から忘れかけられていたキューバ音楽に光を。個人的に毎夜夢に見るくらいに好きだったキューバの街並みが見れてとっても満足だったし、興味のないブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのお爺ちゃんメンバーのインタビューなどを早送りして観ると、なんてイイ音楽映画なんでしょうか!!笑
完全に書くの忘れてた、、
昨年の誕生日にいただいたDVDで、ありがたく見させていただきました!!
まずシンプルに言えるのは、
音楽っていいね!!です。この一言に尽きると思います。
昔活動してたバンドが久しぶりに集まり、久々のライブを行うまでを追ったドキュメンタリー映画です。
これの続編?なのかが近日公開ということで再鑑賞しました。
やっぱラストの演奏終わった後の皆さんの表情は感動する。
単調なドキュメンタリーではあるが、それが心地よい。いいギターの音色なんだわ😌
>|