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いまを生きるのkoyoのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
3.8
キーティング(ロビンウィリアムズ)が、名門校の新任教師としてやってきて、規律と伝統を重んじる厳しい学校に、生徒達に自由であること、自分らしくあること、夢を持つ大切さなどを、授業を通して生徒達に伝えていく……


凄いざっくりとした感想ですけど、スクールオブロックとスタンドバイミーを足したような映画だなって思って見てました。勿論、スクールオブロックみたいにコメディ要素はないですし、悪い意味で言ってる訳ではないです!なんたって、俺の人生のベスト映画の2本ですから!しかも、1989年の映画で、俺の生まれ年の映画ですね。どうでもいい情報ですけど笑

でも、あの少年たちがもつ初期衝動って理屈じゃないんですよね。大人達に止められようと、何を言われても、関係ないんですよ。

先生達やニールの親が言うように、将来の為に、今は我慢して規律を守り、大人の言うことを聞いて勉強をしろ。ってのは、正しいことかもしれない。けど、それが全てじゃない。
だから、キーティングやノーランみたいに両極端な先生がいていいと思う。全員が、キーティングみたいでもダメだし、ノーランでもダメ。

それを、見て感じ取るのは生徒達なんだから。
お気楽で、能天気に見えるかもしれないけど、キーティングみたいに、自分の衝動に正直に生きることの方が、何倍も難しい。
それが、大人になればなるほど。

だからこそ、少年でいられる時は、自分達の衝動に従ってもいいんじゃないかなって思いました。

それで、失敗して学ぶこともいっぱいあるし、親や先生達のありがたみがわかることもある。
子供でいる時は、自分達の感性や想いを大切にするべき。
それを、あまりにも逸脱した時に、大人達が少し手を差し伸べてあげればいいんじゃないかなって。ロビンウィリアムズが、凄く良かったです。元々、好きな俳優なので、もっと早く見れば良かったな。と思いました。
オススメの映画です。
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