SenaIwashita

いまを生きるのSenaIwashitaのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
4.8
ニールたちが、先生との出会い、詩との出会いを通して、生きる喜びを知っていく様子が素敵で、目が輝いてく男の子たちをみて、胸がわくわく。
好きな人に好きだと表現できること、常識を疑い現状を違う視点から見ること、自分の気持ちに正直になること、いろんなことを教えてもらったんですね。

ニールのお父さんや、学校の校長先生に表されるように、大人の理不尽さやずるさを前に、子供はあまりに無力で、抵抗する術も知らなくて、署名をしてしまったのですが、
ただ、どんなに無力でどうしようもできない変えられない現状があったとしても、子供たちと先生との間にあった尊い時間は本物で、その時間は誰かが無理やり否定しようとしても決して否定することのできない確かなものとして、子供たちの心に灯火を灯し続けていくんだと思う。
ラストシーンがとても美しいです。
人生の中で最も大切な映画のひとつになりました😌