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ビート・パレードのYOUのレビュー・感想・評価

ビート・パレード(1964年製作の映画)
3.8
スティーブ・ビンダーが監督を務めた、1964年公開のドキュメンタリー映画。
本作は1964年10月29日にカリフォルニアのサンタモニカ市公会堂で行われた公開コンサート『The T.A.M.I. Show』を映画化したもので、出演者はビーチ・ボーイズ、チャック・ベリー、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ、スプリームス、マーヴィン・ゲイ、ジェームズ・ブラウン、ローリング・ストーンズなど錚々たる顔ぶれです。いやぁ凄い!めちゃくちゃイカしたパワフルなコンサートでした!このコンサート自体がブリティッシュ・インヴェイジョンに対する一種の対抗意識として企画されたのか、出演アーティストはアメリカ勢が半分以上を占めています。僕自身オールディーズは好きですが、どうしてもサブスクでサラッと聴く程度だったので、こうしてライブ映像を観るのはかなり新鮮でした。パワフルなライブパフォーマンスや会場の熱狂ぶりには、オリジナルの音源とはまた違った魅力があるという事に改めて気付かされます。そしてその最たるものがジェームズ・ブラウン!恥ずかしながら動いているジェームズ・ブラウンを見るのは今回が初めてだったのですが、圧巻のパフォーマンスとはこの事ですね。当時はアメリカの音楽がブリティッシュ勢に押されていた為、彼は「ストーンズが二度とアメリカに来たくないと思うようなステージをやってやる」と宣言していたそう。とにかく力強くてパンパないステージでした。また彼の名物パフォーマンス「マント・ショウ」も面白かったです。

このコンサートはティーンエイジャー向けに企画されたもので、チケットは地元の高校生に無料配布されたそう。羨ましすぎる!チャック・ベリーやビーチ・ボーイズ、ストーンズも出演しており、ロック好きでも大満足出来る内容だと思います!





































































































大トリを務めたストーンズ、ミックは「ジェームズ・ブラウンの後なんて無理だよー」と怖気付いたとか。
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