2021/06/02
監督ブライアン・デ・パルマ
ジョン・リスゴー
ロリータ・ダヴィドヴィッチ
【悪魔の目覚め】
精神科医の主人公が、妻の浮気を知ったことから、凶暴な別人格となり恐るべき犯罪に手を染めていく様を描くサスペンススリラー。
J・リスゴーでもう一本。
映像の魔術師デ・パルマが長い間温めていた脚本、随所にヒッチコックへのオマージュが見られ、更には監督十八番の長回しやカット割りが緊張感を増していた作品。
しかし、何よりも凄かったのは主演のJ・リスゴーの狂気の演技、気弱で真面目な本人格から、凶悪な殺人鬼の人格等、多重人格の主人公を見事に演じていた、個人的には彼といえばこの作品が一番記憶に残っている。
衝撃のクライマックスに息を呑む一本、良作です。
鑑賞日1993年頃 VHSにて