2020/01/03
2020年1本目
監督 ジョー・ロス
ジュリアン・ムーア
サミュエル・L・ジャクソン
【差別と貧困の街の物語】
住民の大半がアフリカ系で占める団地で発生した白人女性へのカージャック事件、行方不明となった同乗していた4歳の子供を探す主人公の黒人刑事がやがて辿り着く、事件の悲しき真実を描くスリラードラマ。
あらぬ嫌疑をかけられ、団地を封鎖された住人達と警察達の対立、板挟みに陥り苦悩する主人公、今にも暴動が起きそうな終盤の緊張感が良かったです。
J・ムーア演じる被害者の母親が見ていてイライラさせられる流石の演技振りでした。
明かされる真実がなんとも空しい、スリラーというよりは社会派ドラマ、
やるせない表情のサミュエル・L・ジャクソンが印象的な一本でした。