誘拐犯を探り当てるよくあるサスペンスかと思ったら、正にいま問題になっている人種差別(貧困)を描いた社会派映画でした。
アメリカ社会の闇がメインテーマではあるものの、ジュリアン・ムーアの演技が抜群に上手く、演じるブレンダの歪んだ人生観の方に注目してしまい全体的に話がとっ散らかってしまった印象。
もっとガッツリ差別問題に重きを置いて欲しかったな。
それにしても…白人警官と黒人住民が争うシーンは今現実に起こっている光景そのもので、胸が痛い。フリーダムランド 自由の国 アメリカ。自由って何。考えさせられる。