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ロスト・イン・トランスレーションのfleurのレビュー・感想・評価

4.5
カメラマンの夫について東京へやってきたシャーロット。大学を卒業したばかりのまだ若い彼女だけれど、ハリウッド俳優のボブと同じラグジュアリーホテルのわりと良い部屋に少し長めに泊まれるような生活を送っている。ともすれば良い生活を送っているように見えるけど、そのうちにある拭えない孤独感や寂しさみたいなものが生活を空虚なものにしているのかな、なんて思った。
東京は無機質で雑多で変わった街として描かれているけれど、そのなかでボブとシャーロットの孤独を埋めるような関係には心地よい街だったのではないだろうか。ラストがとても印象的だった。
ホテルの窓辺に足を抱えて座るシャーロットの姿がアイコニック。いつかはパークハイアットでシャーロットごっこやりたい。
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