しらす

ロスト・イン・トランスレーションのしらすのレビュー・感想・評価

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な、なんて……良かった……
4時頃に目が覚めてしまって眠れそうになくて、朝まで映画でも観ようと思ってなんとなく見始めたけど、最高のタイミングだった。。朝が始まると同時に流れるエンドロールとJust like honey。
ことばにできないというか、私の悪い頭じゃことばにすることで消えてしまうものがおおすぎる気がして(ロストイントランスレーション……)、ことばにしたくないけど、好きな映画だ……。くだらない人生でもそれだけあれば生きていけてしまうような、あの瞬間が詰まってた。日本という異国の地を題材に描かれていたけど、それだけじゃない、あの孤独、疎外、寂寞感は、知っている。
個人的に年の差恋愛ものにハマれなくて、この映画もかってにそういうもんだと思っていて避けていたのだが、そういうカテゴリにおしこめられる映画じゃなかった。好きな人多いのも納得。だれにも分かち合えないと思っていたものを分かち合うこと。それはことばじゃない。だけど永遠。
これまでみたソフィアコッポラ作品のなかでダントツ知ってる好きな音楽が多くて、それも良かった。私が好きなシューゲイズもそう、眠れなかった夜と新しい朝の境目の音楽。
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