MikiMickle

グロテスクのMikiMickleのレビュー・感想・評価

グロテスク(2008年製作の映画)
3.3
付き合う直前の会社の同僚カップルがいきなり拉致され、目をあけると怪しげな男。
体をしばられ、「彼女のために死ねるか? 」と。
頷く彼に、その男はこう伝える。
「君が拷問をうけてギブアップしない限り、彼女には手を出さないが、君が降参したら彼女をめちゃくちゃにいたぶるよ」と。

そんな感じで拷問の嵐w
彼女も、しゃべっちゃだめなのにしゃべって拷問受けます~

指、腕を切られ、乳首切られ、男性の大事なところに釘刺されたり、はたまた切られたり、まぁその後も色々と。拷問のオンパレード。
外科医の格好をした男は、クラシックを聞きながら淡々と拷問してくわけですね。
時にエロ。

これ、なかなか痛い‼
散々、拷問ホラー見てるけど、なんか痛い‼
ただただ残酷描写の連続で、観ていて心地よくはない。
切られた指ネックレスを鼻に入れられてるシーンは笑ったけどね お互いにプレゼントしあうんです。彼の方は彼女の乳首もついてる♪

ゴア描写と、変人キチ○イ感と、不条理感は良いんだけど(そもそもイカれバイオレンスに常識もへったくれもないのでw)、なんだかスッキリしないのは、ゴアの中和剤として必要な、後のリベンジや、もしくは笑いがいまいち足りない事。
リベンジムービーじゃないから仕方ないんどけど、不条理なら不条理なりに『マーターズ』みたいにとことんいっちゃってるやつとかならアリなんだけど、どっちもちょっと中途半端。
ゴアも後半失速するので、突き抜けた感は薄いかな。とはいえ、ゴア度は高い‼

そしてリアリティがちょっとなぁ。細かなリアリティはあった。彼が寝ている時に彼女が小を漏らすとか。でも、人物の心情的なリアリティがないかなぁ。付き合ってもない人の為に死なないでしょ。かっこつけて「はい」ってうなづいたけど、あまりにヒーローすぎでしょ
ゴア部分のうまさはあった♪ 私が観たのはノーカット版じゃないから大事な切断アップとかはうつらなくてちょっと残念。

で、話をストーリーに戻すと、ただ拷問だけではなくて、そのあとにまた違った展開が訪れます♪

サイコパス医者役は、コワすぎの暴力工藤Dの大迫茂夫。こいつがなぜ拷問するのか。それは「感動」を求めているから。真の愛をみたいからなんです。で、淡々としてるくせに、修三ばりに熱く応援したりするw うっせーよw お前がしといて頑張れって何だよ‼と笑えます

そして、奴が人から好かれなかった理由‼大爆笑!!
MikiMickle

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